【LAST SEASON BLOG】⑤FL 井上 天智
いよいよ2026年度リーグ戦が開幕します。
今年がラストイヤーである4年生に今の想いやこれまでの振り返りを綴ってもらいました。
ぜひ、最後までご覧ください✨
第5弾は、FL 井上天智です。
FLの井上天智です。
私もこれまでの大学ラグビー生活を振り返りながら、今の素直な思いを書いてみたいと思います。
「大学からラグビーを始めた初心者は、大体WTB(ウィング)からキャリアをスタートする」
ラグビー界ではよく言われることですが、自分は足が遅く、キックもお世辞にも上手とは言えませんでした。
そのため、入部早々にFW(フォワード)にお世話になることになりました。ポジションはFL(フランカー)です。

幸いにも「太ること」は大の得意だったので、身体を作るために必死に食べ、半年で約20キロの増量を果たしました。
しかし、急激な体重増加に身体が悲鳴を上げ、脚の持病が牙を剥き始めました。
その結果、1年近くグラウンドから遠ざかる時期を余儀なくされました。
正直、この時期が自分のラグビー人生の中で一番辛かったです。
グランドでプレーで貢献できないからこそ、自分の価値を示すことに必死でした。
その期間、自分はマネージャーに転向し、地域清掃活動の企画や、これまで部に導入されていなかった新規のスポンサー獲得活動など、ラグビー部に新しい風を吹き込むために泥臭く動き回りました。
チームの基盤作りに貢献できたことは、今振り返っても良い思い出ですし、誇りに思っています。
ですが、どれだけ裏方として成果を出しても、心の奥底にある感情をごまかすことはできませんでした。

選手を離れていた期間中、何度も同じ夢を見ました。自分がグラウンドでボールキャリーをしている夢です。
怪我を理由に、表面上は選手生命を諦めたような顔をしていましたが、心の底では「まだグラウンドで戦いたい」という自分が確かに残っていました。
自分の怪我は難治性のもので、完治して元通りになるような甘いものではありません。それでも、「どうすればまた試合に出られるか」を愚直に考え、試行錯誤を重ねました。
練習量やメニューに制限をかけながらも、グラウンドに立ち続けるための工夫を繰り返しました。
その結果、選手として一人前と言えるレベルには届いていないかもしれません。それでも、なんとか練習に復帰し、チームのみんなとグラウンドで辛い練習や熱量を共有できる立場に戻ってくることができました。

ラストイヤーに向けて
一度選手を離れ、スタッフの視点も経験したからこそ、今グラウンドに立てている1分1秒がどれほど特別かを実感しています。
制限がある中でのプレーにはなりますが、自分ができる最大のパフォーマンスでチームに貢献したい。辛い練習を一緒に乗り越え、試合の勝利を全員で分かち合いたい。その一心でこのラストイヤーを駆け抜けるつもりです。
後輩たちへ
怪我なく思い切りラグビーができる時間は、当たり前のようでいて実はとても貴重なものです。日々の練習や日頃の身体のケアを含め、1日1日を大切に積み重ねていってください。

同期へ
マネージャーとして動いていた時期も、選手として戻ってきた今も、変わらず自分の居場所であり続けてくれたみんなには感謝しかありません。このメンバーで最後勝って笑って終われるよう、最後まで泥臭く体を張り続けます。
家族へ
心配ばかりかけてしまっていますが、自分が選択した道をいつも見守り、応援してくれてありがとう。こうして最後まで諦めずにラグビーを続けられているのは、間違いなく二人のおかげです。ラストシーズン、最後まで走り切る姿を見せたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました

